最終更新日 2024年6月17日
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温故知新!西区てくてくスケッチ:第十六回 掃部山公園
2013年6月から、広報よこはま西区版で掲載されたスケッチと文章です。内容は現在とは異なる場合があります。ご了承ください。
桜木町駅近くの紅葉坂を上り、県立音楽堂の裏に回ると、掃部山(かもんやま)公園と横浜能楽堂がある。終戦後、私が初めて公園に来た時は、戦時中の金属供出で銅像が無かったので、普通の公園の感じだった。
この公園は安政5(1858)年、横浜開港を決断した大老(たいろう)井伊掃部頭直弼(いいかもんのかみなおすけ)を顕彰しようと、旧彦根藩士有志が「鉄道山」と呼ばれていたこの地を購入。そして、明治42(1909)年に銅像を建立した。5年後に横浜市に寄付され、「掃部山公園」として市民に公開された。
昭和29(1954)年に2代目銅像が再建立された。春はお花見、夏は「虫の音を聞く会」が開催され親しまれている。
開港直前は半農半漁の横浜村周辺は今、ランドマークタワーなど高層ビルが建ち並び大賑わい。銅像の掃部頭さんは「先見の明あり!」と思っているのではないだろうか…。
題字・絵・文:鈴木太郎(西区文化協会)
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