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最終更新日 2025年4月2日

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HIV・エイズ

HIV・エイズとは?

HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のことです。
エイズは、HIVに感染することによって起こる病気ですが、「HIV=エイズ」ということではありません。
HIVに感染すると、免疫の働きが低下し、普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。
この病気の状態をエイズ(AIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome、後天性免疫不全症候群)と言います。
代表的な23の疾患が決められており、これらを発症した時点でエイズと診断されます。現在はさまざまな治療薬が出ており、きちんと服薬することでエイズの発症を予防することが可能になってきています。

2024年横浜市HIV感染者・エイズ患者、梅毒患者の動向

2024年の新規HIV感染者・エイズ患者の報告数は前年に比べ増加しました。
梅毒患者は全国的に増加していますが、横浜市でも増加しています。
感染の有無を知るために、検査を受けましょう。
2024年横浜市HIV感染者・エイズ患者、梅毒患者の動向(PDF:650KB)はこちら
梅毒の情報については 梅毒のページをご覧ください。

主な症状

急性期

  • 発熱や喉の痛み
  • 体のだるさ、筋肉痛
  • 風邪やインフルエンザのような症状
症状が出るまでの期間

感染して2週間 から3か月ほどで急激に体内でウィルスが増殖を始め、発熱や喉の痛み、体のだるさ、筋肉痛などの風邪やインフルエンザのような症状がみられる場合があります。免疫機能によってウイルスが減少すると、これらの症状は自然に治まります。

無症状期

  • 自覚症状無し
症状が出るまでの期間

感染して数年から10数年ほどと言われています。無症状の期間は人によって異なりますが、免疫機能が徐々に低下します。

エイズ発症期

  • 免疫力低下
  • 寝汗、下痢、急激な体重減少
  • 神経障害
  • 日和見感染症、悪性腫瘍

免疫力が低下することによって、通常であれば病気とならないような弱い病原菌に感染し、厚労省が定める 23の指標疾患を発症する(外部サイト)とエイズ発症となります。

感染経路

  • HIVに感染した人との性行為(血液や精液、膣分泌液などとの接触)によって感染することがあります。
  • 注射器具の使い回し、違法薬物の回し打ちや医療現場における針刺し事故などにより、HIVが混入している血液が体内に入ることで感染することがあります。
  • HIVに感染した母親から、妊娠中や出産時、母乳によって子どもが感染することがあります。

感染対策

HIV感染の最も多い感染経路は性行為です。HIV感染を防ぐために、安全な性行為(コンドームの使用など)を行いましょう。

感染対策のポイント

安全な性行為(SAFER SEX)

・粘膜や皮膚が直接接触しないように、性行為の際はコンドームを始めから適切に使いましょう。
・不特定多数との性行為は感染のリスクが高まりますので避けましょう。

正しい避妊具の使用

コンドームは粘液と体液の接触を避ける有効な防具になります。説明書に従って正しく使用します。

注射器具を共用しない

HIVに感染した血液が直接体内に入るため、注射器を共用してはいけません。

標準予防策(スタンダード・プリコーション)

・感染症の有無に関わらずすべての人は伝播する病原体を保有していると考え、普遍的に適用する予防策です。
・血液・体液(唾液、胸水、腹水、心嚢液、脳脊髄液 等すべての体液)、分泌物(汗は除く)、排泄物、傷のある皮膚や粘膜などに
 曝露するおそれのあるときは個人防護具を用いることです。
  触るとき→手袋
  口・鼻の粘膜が汚染されそうなとき→マスク
  衣服が汚れそうなとき→ガウン
  飛沫が目に入りそうなとき→ゴーグル
  顔、目、口、鼻の粘膜が汚染されそうなとき→フェイスシールド

医療機関で診断を受けたら

できるだけ早めに専門の医療機関を受診して、必要な検査や治療を受けてください。
早く治療を始めて治療を継続することで、感染前とほぼ同じような生活をすることができます。

エイズ拠点病院

横浜市内には2つの中核拠点病院と4つの拠点病院があります。
中核拠点病院は拠点病院の機能と拠点病院を支援するために整備されました。
拠点病院はエイズに関する総合的かつ高度な医療提供、必要な医療機器及び個室の整備、カウンセリング体制などを備えた医療機関になります。
 

エイズ拠点病院
中核拠点病院横浜市立大学附属病院
横浜市立市民病院
拠点病院横浜市立みなと赤十字病院
神奈川県立こども医療センター
横浜市立大学附属市民総合医療センター
国立病院機構 横浜医療センター

HIVに感染したか心配なときは…

HIV感染に特徴的な症状はなく、症状が現れないこともあるため、感染したかを調べるためには検査を受けることが大切です。
横浜市では、HIV・梅毒検査を無料・匿名で実施しています。
検査に関する詳しいご案内は、検査についてをご覧ください。

検査について

主にHIV抗原抗体検査(血液を5ccほど採取します)を行います。
HIV抗原抗体検査には通常検査と即日検査があります。
心配なことがあった日から3か月以上経過していないと正確な検査結果が出ないことがあります。
検査会場によっては、梅毒の検査も採取した血液で同時に受けることができます。(各区福祉保健センター・夜間検査)

梅毒抗体検査には、PRP検査などの梅毒血清反応(STS)と梅毒トレポネーマ抗体(TP抗体検査)があります。
梅毒は心配なことがあった日から6週間以上経過していないと正確な検査結果が出ないことがあります。
※検査はウィンドウ期を考慮してお受けになることをお勧めしますが、受ける事を制限するものではありません。

検査の種類

通常検査と即日検査があります。通常検査は結果をお知らせするのが別日(検査の1から2週間後)になりますが、即日検査は検査当日に結果をお知らせすることができます。
2025年度検査会場・予約先一覧(PDF:424KB)

検査の流れ

  1. 予約
  2. 各検査会場で予約番号を伝える
  3. 検査説明と問診記入
  4. 採血
  5. 即日検査は会場内で待機した後に結果説明を受ける。通常検査は後日、同会場で結果説明を受ける。

※検査結果が「判定保留」の場合は紹介状をお渡しします。
※即日検査では原則 検査当日に直接ご本人に、区では原則 1から2週間後に直接ご本人にお知らせします。                                                                                   ※検査日の翌週が、祝日・年末年始等の場合、結果が上記期間よりかかる場合があります(受検時にお伝えします)。                                    ※結果説明は、電話・郵送及びEメールではお知らせできません。

検査の注意事項

  • 電話等で必ず予約・確認のうえお越しください。予約申し込み先は検査会場により異なります。
  • 血液検査です。梅毒検査のみの受付は行っておりません。
  • HIVは心配のあった日から3か月以上(梅毒は6週以上)経過していないと正確な検査結果が出ないことがあります。
  • 上記はウィンドウ期を考慮したものであるため、検査を受けることを制限するものではありません。
  • 匿名検査であるため、証明書の発行はできません。
  • 祝日・年末年始(12月29日~1月3日)等はお休みです。また、荒天等により中止となる場合があります。

 発熱、咳など、体調不良の場合は、来所をお控えください。
 会場の都合上、来所は受検者お一人でお願いします。

夜間HIV・梅毒検査について  ※ 「予約制」

令和7年度 夜間HIV・梅毒即日検査

開催日:原則第1・第3水曜日
会場:港町診療所(横浜市神奈川区金港町7-6)
時間:18:30~20:30(受付時間は20時まで)
予約方法:こちらより予約サイト(外部サイト) につながります。
(予約開始日は下記の実施予定表を参照)
結果説明:検査当日
※検査内容、予約等について診療所への問合せはお控えください。

令和7年度 夜間HIV・梅毒即日検査実施予定日

4-6月
検査日 予約開始日
4月2日 3月20日
4月16日 4月3日
5月7日 4月17日
5月21日 5月8日
6月4日 5月22日
6月18日 6月5日

土曜HIV即日検査について ※「予約制」

令和7年度土曜HIV即日検査

時間:14:00~17:00
会場:神奈川県結核予防会中央健康相談所
予約方法:横浜市電子申請(利用者登録不要 検査日の2週間前の午前9時より予約可)
  予約ページ(外部サイト)  手続き一覧(個人向け)を選択し、 キーワード検索に「HIV」(大文字・半角)を入力
  横浜市電子申請の利用方法(PDF:417KB)
※検査会場 神奈川県結核予防会中央健康相談所からのおねがい
「必ずご自身でマスクを持参し着用の上、ご受診いただくようお願いいたします」
「熱や風邪症状等のある方は受診日の変更をお願いいたします。体調が十分に回復してからご受診ください。」

令和7年度土曜HIV即日検査実施予定日

4-6月
検査日 予約開始日
4月5日 3月22日
4月12日 3月29日
4月19日 4月5日
4月26日 4月12日
5月10日 4月26日
5月17日 5月3日
5月24日 5月10日
6月7日 5月17日
6月14日 5月31日
6月21日 6月7日
6月28日 6月14日

日曜HIV即日検査について ※「予約制」

令和7年度日曜HIV即日検査

時間:14:00~17:00
会場:神奈川県予防医学協会中央診療所
予約方法:横浜市電子申請(利用者登録不要 検査日の2週間前の午前9時より予約可)
予約ページ(外部サイト) 手続き一覧(個人向け)を選択し、キーワード検索に「HIV」(大文字・半角)を入力
横浜市電子申請の利用方法(PDF:417KB)

※14:00~14:30でご予約された方へ
検査当日の開場時間は13:45です。お待ちいただける場所はございませんので、13:45以降のご来所をお願いします。

令和7年度日曜HIV即日検査実施予定日

4-6月
検査日 予約開始日

4月13日

3月30日
4月27日 4月13日
5月11日 4月27日
5月25日 5月11日
6月8日 5月25日
6月22日 6月8日

各福祉保健センターでのHIV・梅毒検査について ※「予約制」

ご予約は各福祉保健センターへお電話ください。検査曜日や検査時間は会場ごとに異なります。
詳しくはこちら⇒ 2025年度検査会場・予約先一覧(PDF:424KB)

検査の相談・お問い合わせ

  • 区福祉保健センターでの検査内容についてのお問い合わせは、区福祉保健センター福祉保健課健康づくり係までお願いします。                                          月~金8:45~12:00/13:00~17:00(祝日・年末年始は除く)
  • 夜間検査、土曜検査、日曜検査の内容についてのお問い合わせは、医療局健康安全課までお願いします。                                             TEL045-671-2729、FAX045-664-7296 ※この番号から検査の予約はできません。

横浜AIDS市民活動センター

HIV・エイズに関する情報提供、正しい知識の普及啓発とともにエイズについて考え、行動する皆さんを応援します。

  • エイズに関する情報提供(書籍・DVDなど)
  • 活動の場の提供(ミーティングスペース、印刷機などの貸出し)
  • ニュースレター「おーぷん」の発行

横浜市AIDS市民活動センター(外部サイト)についてはこちらをご覧ください。

参考

HIV検査情報

横浜市のエイズ対策

医療機関の情報

感染症に関するお問い合せ先・相談先

【平日8時45分から17時00分の間】
 お住いの区福祉保健センター福祉保健課健康づくり係にご連絡ください

感染症に関する開庁時間外の緊急連絡先

  • 短時間(2から3時間)のうちに患者が急増している場合
  • 多数(10人以上)の患者発生がある場合など
  • 感染症法に基づく患者等の届出に伴うご連絡【医療機関の方】 

などの場合は 感染症・食中毒緊急通報ダイヤルへご連絡ください。

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このページへのお問合せ

医療局健康安全部健康安全課

電話:045-671-2729

電話:045-671-2729

ファクス:045-664-7296

メールアドレス:ir-aids@city.yokohama.lg.jp

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ページID:474-958-207

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