最終更新日 2023年10月4日
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下水処理のしくみ
家庭や工場で排出された下水は、下水管を通って、水再生センターまで運ばれていきます。大量に集められた下水は水再生センターで物理的処理、生物的処理、化学的処理を組み合わせて処理されています。
沈砂池(物理的処理)
沈砂池では大きなごみや石を沈殿させて除去します。
ごみは除じん機でかき集め、水はポンプでくみ上げて最初沈殿池へ送ります。
沈砂池では水をゆっくりと流し、大きなごみを取り除きます。
粗目スクリーンを設置し、大きな木片などを取り除きます。
最初沈殿池(物理的処理)
最初沈殿池ではさらに時間をゆっくりかけ、沈砂池では沈降しきらなかった小さなごみなどを沈殿させます。これらを汚泥(沈殿したごみ)として除去し、汚泥資源化センターに送り、処理します。
汚泥をかきよせ機で集めます。
最初沈殿池の入口です。水がゆっくり流れています。
油分など表面に浮いたごみも除去装置で取り除きます。
反応タンク(生物的処理)
反応タンクは汚水処理の心臓部です。大量の空気を送り込むことで、微生物が水に溶けている汚れを分解します。汚れを分解して増えた微生物は、フロックというかたまりを作ります。フロックは泥のように見えるので、活性汚泥と呼ばれます。
微生物による下水の処理
散気装置から細かい空気の泡を送り込みます。
反応タンク内では汚水と活性汚泥が混じっています。白い泡は空気です。
水が入っていない状態の反応タンクです。底に並んだ青い円盤から空気が出ます。
最終沈殿池(物理的処理)
最終沈殿池では、重くなった活性汚泥をゆっくりと時間をかけて沈殿させます。この上澄みを処理水といいます。沈殿した汚泥の一部は、再び反応タンクに戻し、残りは汚泥調整タンクに送り、処理します。
沈殿した活性汚泥をかきよせ機で集め、返送汚泥ポンプにより再び反応タンクに送ります。
活性汚泥が沈んだあとの上澄みは透明です。
池の表面の越流ぜきから流れ出たのが処理水です。
接触タンク(化学的処理)
接触タンクでは、処理水を次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。その後、川や海に放流します。
入り口付近で消毒用の薬品を注入します。
薬品注入後の水が接触タンクに流れ込みます。
接触タンクは水路のようになっていて、ゆっくり流れる間に消毒されます。
汚泥調整タンク(物理的処理)
汚泥調整タンクでは、最初沈殿池、反応タンク、最終沈殿池から送られた汚泥を沈殿させ濃縮します。濃縮した汚泥は汚泥資源化センターへ送られ、処理されます。
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